耐候性と強度の両立 高強度EPDM製作

実績一覧

耐候性と強度を両立したゴムの需要は多く、この度当社では高強度EPDM(エチレンプロピレンゴム)と呼べるゴムを製作いたしました。

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耐候性と強度を両立したゴム 高強度EPDMを製作いたしました。

EPDM(エチレンプロピレンゴム)の課題

EPDM(エチレンプロピレンゴム)はその構造上、日光に対する劣化に強く、主に屋外や長い年月を使用される用途に広く使用されています。 しかしその安定性から、補強できる部分が少ない、補強材との相性があまり良くない等の特徴があり一般的には強度の強いゴムを作ることが難しいとされてきました。

開発のきっかけ

パッキンを通常のEPDM材料で押し出し成形した際に、それが回転物と触れる使用方法だったために想定より削れるのが早いという事象がありました。
さらに削れたゴムが対象物に付着し外観不良を発生させたため、大きな問題となりました。
そこで、削れにくい=耐摩耗性のあるゴムの開発を始めました。

苦労した点

ポリマーの品番の選定から補強材の種類、配合量まで、最適な高強度EPDMを実現する為、あらゆる事を一通り試しました。
使いやすいゴムになるように硬度、伸び、引張強度のバランスも考慮しています。 配合は料理のレシピと同じで無限に作れてしまうので、納得できる製品が出来るまで何度も試作を重ねました。

耐候性と強度を両立したゴム 高強度EPDMの制作

高強度EPDMに向いている製品

耐摩耗性が高い為、摺動面や物体が高い頻度でぶつかる箇所、扉の開け閉め時に常に触れる・当たるなどのシチュエーションに最適です。
耐摩耗性以外の物性も通常品よりは強いので、引っ張った際に切れにくくもあります。
一般的なEPDMを使用して強度不足を感じた場合には、高強度EPDMをご検討ください。
お試しも可能ですので、以下よりご相談ください。

高強度EPDMに向いている製品

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